バグも知ってりゃ恐くない

というわけで前回から結構間があいてしまいましたが、今回はバグがあるのが当たり前なフリーウェアとどう付き合うかについてお話したいと思います。

バグには「現在の作業に支障しないバグ」と「ソフトウェアが強制終了し現在の作業が無駄になるバグ」があります。 前者は大事に至る前にファイルを保存しソフトウェアを再起動すれば、ほとんどの場合は問題ありません。 問題なのは後者の場合です。 後者の場合、バグが起こってしまってからでは既に手遅れです。 そうならない為にはバグを事前に防ぐ必要があります。 ではどうしたらいいのでしょうか?

ソフトウェアの作者にバグ報告をしたり、フリーズ防止ソフトウェアを導入したりといろいろ手段はありますが、やはり一番良い方法は「予防」です。 まず勘違いしないでほしいことは「バグは決して突然起こることはない」ということです。 バグというものはほぼ間違い無く「ユーザのある操作」によって引き起こされます。 その操作がバグに結びつく原因はもちろんソフトウェア側にあります。 ただ、無理な環境で動作させた場合なども原因になることがあります。 どちらにしろ、バグが起こる以上は何かしらの原因が存在します。 その原因があらかじめわかっていればバグを予防する事ができます。


とにかくバグらせろ

ではどうすれば原因をあらかじめ知ることができるのでしょうか? 答えは単純明快。 とにかくバグらせればいいんです。

フリーウェアを入手して起動したら、まず本格的に使用を開始する前にとにかくそのソフトウェアをいじり通します。 ありとあらゆる操作をおこなっているうちにバグが発生することがあります。 そうしたらこの「バグが起こった操作」をチェックしておき、以後この操作を「禁じ手」とします。 これにより作業中のバグのほとんどを予防する事が可能です。 ちなみにこのバグ探しの作業を「デバッグ」(虫取り)といいます。

あと基本中の基本「ファイルはこまめに保存」もお忘れなく。


次回予告

もし待っていた方がいらっしゃるとしたら「お待たせしました」。 いよいよ次回から私の愛用フリーウェアを「バグの起こし方」と一緒にご紹介します。

お楽しみに?