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ロック禁止令 | 運営ノート

ロック禁止令

そういえば、「うるさい」という理由で大阪ドームはロックコンサートを禁止するそうですが、なんだかなぁ。 いや、「うるさい」という理由でなにかを禁止することについてはなんとも思いません。 管理会社の都合もあるでしょうし。 ただ、「ロック禁止」というのが引っかかる。

そもそも、音楽のジャンルはとても繊細で微妙だと思います。 ロックのつもりがポップスといわれたり、フュージョンがジャズでひと括りにされたり。 なので、ロックを擁護するつもりはないし、お世辞にもロックが「静か」だとは言いがたい(もちろん、静かなロックもありますよ)ですが、「ロック禁止」のような括りは後味が悪いです。

「管弦楽」は字を見れば明白ですが、逆に、「ロック」とは、編成はこうで、楽曲の特徴はああで、というのはあまり聞かないです。 音楽のジャンルは印象で付与されるものが多く、定義付けが曖昧。 その曖昧さが原因で、付与すべきジャンルを間違えたり、勝手に新しいジャンルを(悪い意味で)開拓するなど、さらなる曖昧さ、混乱を招いています。 余談ですが、私は音楽のジャンルについてはあまり言及しないようにしています。 知識も自信もないので。

音楽のジャンルには「管弦楽」、「吹奏楽」などの編成区分、「ロック」、「ジャズ」などの特徴区分、「映画」、「ゲーム」などの用途区分という感じで、様々な区分があるにも関わらず、これらは個々のジャンルとして呆れるほどに入り乱れています。 本来なら「大区分/小区分」という感じで表示すべきですが、そんな表示は滅多にお目にかかれません。 通常はいずれか1つがジャンルとして挙がります。 この「1つ」というのが問題で・・・

つまるところ、例えば、影山ヒロノブのライブは「ロック」なのか「アニソン」なのかという話ですよ。 誰が決めるのでしょうか。 「明らかなロック」でも「ロックではない」と言い張れば押せそうな気がします。 もしくは、自称非ロックバンドが「ロックだ」といわれたときになにか問題が起こらないでしょうか。 だから「後味が悪い」のです。

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