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枯れた技術の水平思考 | 運営ノート

枯れた技術の水平思考

枯れた技術の水平思考

横井軍平の哲学です。 この言葉を知ったのは最近のことですが、知った瞬間に座右の銘にしてしまったほど、私にとってはグッとくる言葉です。 私のかねてよりの持論、伝えたいこと、周辺事情への不満は、つまりはこういうことです。

なにやら職場の開発は「.NET」一色に染まりそうですが、私は納得していない。 生産性の高さは認めますが、従来技術すら枯らしもしないうちに新技術ばかりを追いかけるのは、ただのミーハーか、さもなくば、えせ技術オタクか。

従来技術でも簡単に実現できるモノを、わざわざ、学習期間を設けてまで新技術で作る理由がわからない。 学習が目的なら、先にモノを作り、のちほど学習すれば済む話。 日程は変わらない。

私は、こういう流れにはどうしても逆らいたい。 従来技術の可能性を思い知らせてやりたい。 「技術者のための新技術」は感心できない。 新技術とは必要に応じて初めて「活用」されるべきであり、明確な理由もないまま「使う」べきではない、というのが私の考えです。

こういうことをいうヤツから淘汰されるのでしょうね。 向上心がないとか、勝手なことをいわれてさ。 向上心がないわけではない。 ポリシーに反するため腑に落ちず、結果、モチベーションを維持できないだけ。 ロックバンドでいうところの「音楽性が合わない」というやつですか。

ぶっちゃけ、「.NET」だの「C#」だの、習得は2日あれば十分ですから、また「仕事」と割り切りますか? それも限界かな。 自分にウソはつけません。 譲れないものは譲れない。 譲るくらいなら辞める。 このままズルズルと、温い言語の恩恵にあずかって、よそで通用しなくなるのが怖いのです。

百歩譲っても実務と学習は分けていただきたい。 「新技術を学習しつつ大口実務を遂行」という非常に不安定な状態に押し潰されて体調を大きく崩したトラウマがあるため、正直なところ、心理的にも医学的にもフラッシュバック(致命的再発)を起こす可能性が高いのです。 それを狙って自然消滅するのもありといえばありですが。。。

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