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新しいもの、消えるのも、復刻するもの | 運営ノート

新しいもの、消えるのも、復刻するもの

私が購読しているあるメールマガジンが、突然に終わりを告げた。 私はそのマガジンが結構好きだったので非常に残念である。 これに限らず、最近は、消えゆくものがあとを絶たない。 それは、物だったり、店だったり、番組だったり、または生命だったり・・・

それに対して、一度消えたはずのモノを復刻させるのが、どうも最近の流行りのようである。 これに関しては賛否両論であり、なんとも言いがたい。 昔の思い出を今に蘇らせる目的での復刻には、私は「ある程度」の賛成意見を持っている。 今となっては入手が困難なモノをもう一度手にしたいという欲求は、きっと誰にでも1つはあるはずである。 私の場合はゲームにおいてその気持ちが強い。 しかし、同じ復刻でも、「昔の栄光をもう一度」的な「一方的な復刻」には反対である。 どうもこれには商売っ気が見え隠れしてしようがない。 しかし、この2種類の復刻の境界は非常に曖昧である。 なぜなら、ある人にとっては思い出だったり、手に入れたかったモノであっても、ある人にとっては後者にしか見えなかったり、その判断は人それぞれである。 よって、復刻が良いとか悪いとかの議論については一歩距離を置きたいところである。

ただ、この「復刻ビジネス」が主流になってしまうのはどうしても避けなければならない。 なぜなら、どちらの復刻にも共通して「新しさ」がないからである。 よく、ファンタスティックRPGでありがちな「歴史は繰り返す」なんて文句があるが、繰り返される歴史なんて御免である。 そんな歴史はすぐに飽きてしまう。 昔のよかったところをもとに新しいモノを作り上げる「発展的回帰」には大いに賛成だが、発展の欠片もない「現状維持」には警鐘を鳴らしたい。

・・・って、一体なにを書いているんだ、私は。

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