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EUP 復活

年末にネット散策中、実に面白いものを発見した。 『kbMedia Player』というオーディオ再生ソフトウェアと、EUP形式対応プラグインである。 このうち前者は以前から活用していたのだが、年末に行なったPCメンテナンスのついでにアップデートも行なおうと思いサイトを訪ねた。 その際に後者を発見したのである。

ところで「EUP」と聞いてそれが一体なんなのか即答できる方は実に素晴らしい。 こんなマニアックな形式は知らないのが普通である。 なにかというと FM TOWNS におけるMIDIの標準形式だ。 本来は『EUPHONY』というシーケンサの独自形式なのだが、なぜか、タウンズではMIDIの標準形式としてこれが利用されていた。

それはさておき、この形式は実によくできている。 普通にMIDIを扱うことはもちろん可能であり(残念ながら先述プラグインでは不可)、さらに「内蔵音源」と呼ばれるFM/PCM音源も利用可能なのだ。 まあ、ただそれだけなのならたいしたことはない。 なにが素晴らしいのかというと、実は内蔵音源はソフトウェア的に自作できるのである。 FM音源はアルゴリズムを編集し、PCM音源は音声波形を登録する。 それぞれの情報はファイルの形で出力され、EUP再生時に読み込んで楽器として利用する。 よって、メモリの許す限り(とはいっても64KB)、楽器のクオリティを追求することも、音声を含ませることも可能なのだ。 今でいうところのMOD形式に一番近いのではないか。 MODもマニアックという説は置いといて・・・

もうひとつ素晴らしい点を挙げるなら、昔作った曲を再生できることだろうか。

2002年 1月 1日 [この記事のURL] [コメント]


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