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ちょっと嬉しいだけだよ | 運営ノート

ちょっと嬉しいだけだよ

最終巻『ARIA (12)』まで読んでのあらすじと感想 ────

  1. アリスがプリマへ昇格して合同練習から外れたことで、当たり前だった日常が変化しつつある、今日この頃。 灯里は2体の人形を連れてたたずむおじいさんと出会う。 とても綺麗な人形だが、どこか違和感を覚える。 喜びと悲しみを宿命づけられた2体の人形。 未来永劫、決して変化しない・・・
  2. アリスの快挙を聞いた晃さんは血相を変えて藍華のもとへ走る。 相当、落ち込んでいると思いきや、むしろ、大いに燃えている藍華。 とんだ取り越し苦労だった。 天性の気丈さに感服した晃さんは、通り名の候補を記したメモを藍華へ渡し、明くる月に昇格試験を実施する旨を告げる。
  3. 番外編。 プリマへ昇格してから無我夢中のアリス。 不安を抱く時間すらないため、自分には都合がよいと言い聞かせるが、本当は寂しくて仕方がない。 灯里と藍華と会話したい。 ただ、会いたいだけなのに、これまでの「当たり前」が叶わない。 なにか・・・ なにか「きっかけ」はないかな?
  4. 「もう一緒に合同練習できない」と泣き出す藍華。 よく見ると藍華の右手袋がない!! プリマへ昇格した藍華を満面の笑みで祝福する灯里。 まるで自分のことのように嬉しそうな灯里より第一報を受けたアリシアさん。 いよいよ、なにかを覚悟した面持ちで、明日の昇格試験実施を決断する ────
  5. ついに灯里もプリマへ昇格!! しかしながら、それは大きな変化の瞬間だった。 灯里を昇格させたら寿引退すると決めていたアリシアさん。 本当は随分前から十分な実力を備えていた灯里の昇格を今の今まで先延ばしにしてきた真実を告白。 灯里と過ごす時間を失うのが怖かった・・・
  6. エピローグ。 これまでの「当たり前」にさよならして、それぞれは、それぞれの道、真新しい道を歩みはじめた。 それから、幾年月が流れて、ARIAカンパニーは新入社員のアイちゃんを迎え入れた♪ 灯里たちの新たな「当たり前」がはじまった ────

うりゅうりゅ・・・

みんなプリマ昇格おめでとう(T▽T)

てゆーか ────

天野こずえ先生ありがとう!!

いまだかつて、こんなにも感情移入できた作品はあっただろうか!?

プリマへ昇格したら、忙しくなって、みんなと会えなくなったり。 ただ、会いたいだけなのに、なかなか、難しかったり。 無理にでも時間を作れば会えるけど、迷惑をかけるに値するきっかけがなかったり。 しまいには二度と会えなくなるかもなんて不安を抱いてみたり・・・

この作品で淡々と描かれた灯里たちの日常は時に残酷なほどリアルでした。 非情な日常は「自分だけではない」ことを思い知らされました。 それが癒しとは異質の安らぎを与えてくれました。

アリシアさんの苦悩はリアルタイムでした。 本当は随分前に読み終えることはできました。 しかしながら、読み終えるのが怖くて、読み進めるのを先延ばしにしてしまいました(汗) それではダメなのです。 はじまりがあれば、当然、終わりもある。 だけど、終わりの先には、また、新たなはじまりがある ────

まだまだ大量の積みモノがあるではないか!!

台なしだ(爆) とはいえ、『ARIA』を読んでいた時間で新しいなにかに取り組めるのは事実です。 変化を恐れずに、立ち止まらずに、さよならの瞬間までは笑顔です♪ そして、気持ちが落ち着いたら、新たなはじまりを迎え入れる。 ただ、その繰り返し。 ただ、それだけのこと(^^)

『ARIA』という作品から色々なことを教わりました。 色々なことに気づかされました。 なんでもないようなことが、当たり前なことが、見る角度を変えるだけで新鮮になるということ。 あらゆる物事は、考え方次第で、気持ち次第で、楽しみや幸せに調理できるということ。

いざ、実践しようと思うと、これがなかなか難しいのですが、常に心がけたいものです。 楽観ではなく、それでいて、なにもかも「あらあらうふふ」と笑顔で受け流す、アリシアさんのようになりたいなぁ(笑)

本当に勉強になりました。 本当に、本当に、ありがとうございました!!

それでは、2周目に行きますか(ぉ

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